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「夜の仕事」の概念とは

投稿日時  : 2017/09/13 08:35

最新編集日時: 2017/09/13 17:52

僕は、孤独な気持ちに襲われるとキャバクラに行く。

先日、お気に入りのキャバ嬢の麗華さんにこんなことを言われた。

「私、今月いっぱいで夜の仕事辞めるんだ~」

寝耳に水だった。これから僕の孤独は誰が癒してくれるんだ。詩織さんか?ニイナさんか?それともミキっちょか?

……違う。

麗華さんじゃなきゃ駄目なんだ。キャバ嬢には珍しいショートカットで健康的な小麦色の肌。中学時代テニス部だった二宮さんによく似てる。そんな麗華さんじゃないと僕を癒すことはできない。

でもこれは麗華さんの選んだ道。彼女の決断を尊重してあげたい。そして何よりも今まで応援してもらったぶん、今度は僕が背中を押してあげたい。そんな男でありたい。僕は涙をこらえて言った。

「へぇ~そうなんだ。夜の仕事辞めて今度は何やるの?」

すると麗華さんはこう言った。

「昼キャバだよ」

……来月も忙しくなりそうだ。

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