僕の務める会社は比較的大きく、都内の一等地にある10階建ての自社ビルだ。

先日、僕のいる部署を取りまとめている別フロアの上司とエレベーターホールで偶然会った際、
こんなやりとりがあった。

僕　：あっ、事業部長。お疲れ様です。

上司：おぉ！高橋(僕の名前)！なんだ、これから昼食か？

僕　：はい、13時過ぎちゃいましたがこれから昼食を買いにいきます。

上司：そっか。俺は今ワイシャツにお茶をこぼしちゃったから、これから服を買い(フクヲカイニ)に行くんだ。

僕　：えっ？福岡(フクオカ)に行かれるんですか？

上司：そうなんだ。まぁ安いやつ(服)で充分なんだけどな。

僕　：でもせっかく交通費をかけて買いにいくのでしたら高級なもの(お茶)の方が良いのではないでしょうか？

上司：いや、今日をしのぐだけだし、なんでも良いんだよ。

僕　：でしたら、行って帰ってきたら今日が終わっちゃいますし、
　　　わざわざそんな遠くじゃなくても静岡で良いんじゃないでしょうか？
　　　充分良いものが手に入りますよ。

上司：はあ？何を言っているんだ！？それじゃあ出張じゃないか。

ここで上司はエレベーターに乗り、そのまま別れました。
あとで考えたら…顔が赤くなりました。