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フィクションランド

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ピンチを上手く切り抜けた

投稿日時  : 2017/10/11 22:21

最新編集日時: 2017/10/11 22:21

これは僕の恋愛に関する武勇伝だ。

あれは25歳のころ。僕には4年以上付き合っている彼女がいた。僕が忙しかったこともあり、週に1回のペースでしか会えなかった。ただ、週1ながらも一緒に映画を見たり、一緒に遊園地に行ったり、一緒に水族館に行ったりしてデートをしていた。

……とまぁ、これだけを聞けば純愛と感じるだろう。

しかし、純愛だなんてとんでもなかった。僕は彼女がいたのにもかかわらず、ほかの女性と関係を持っていのだ。彼女と会うペースが週1なのに対して、浮気相手とは週3で会っていた。さっき言った「僕が忙しかった」というのは、浮気で忙しかったということだ。

「いつかバレてしまうのかなぁ」

そんなことを思いながらも僕はしばらく浮気相手との関係を続けていた。どうしてもやめられなかった。彼女より顔が可愛かったからだ。

そんなある日。とうとう僕の浮気はバレてしまった。彼女から突然、電話がかかってきた。

「浮気してるでしょ!今から行くから!」

とても怒っている。その電話から数分後に彼女は僕の家まで来た。そして僕がドアを開けると、勢いよく中まで入ってきて「ふざけないで!」と怒鳴りだした。立て続けに「浮気なんてして良いと思ってるの!?ねぇ、答えて!浮気なんてしていいと思ってるの!?今すぐ答えて!」とバッグで叩かれた。

僕は答えた。

「はっ?良いわけないだろ!えっ?何?逆に聞くけど、浮気なんてして良いと思ってたの?最低だな!もう帰れ!家で頭冷やしてこい!」

……上手く切り抜けた。これが僕の武勇伝だ。

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