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フィクションランド

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テレビはどこへいったのか

著者:しろくま

投稿日時  : 2017/08/25 00:07

最新編集日時: 2017/09/07 10:58

期末テストを目前に控えた、
高校一年生のある日。

テスト前恒例・直前詰め込み徹夜祭の代償により、
どうにもできない睡魔と戦う事になってしまった私は、
授業中にも関わらずうとうとしてしまっていました。

どうにか目を覚まそうと必死になる気持ちとは裏腹に
どんどん重くなるまぶた。
頭を素通りする先生の話は、まるで子守唄。

次第にペンを持つ手にも力が入らなくなり、
夢の世界と現実を行ったり来たり。
もちろんノートに書いた文字も解読不能。

うつらうつらしながら見返したノートの中で
一つだけ気になった事。

「ク」と書いたはずが限りなく「ワ」に近い文字と化していて、
「クッキー」と書いていたはずのそれは「ワッキー」のように見えた。

「お笑い芸人の名前みたい」

そんな事をぼんやり考えながら、
結局睡魔との戦いに敗北してしまったのでした。

ーーーーキーンコーンカーンコーン

授業終わりのチャイム。
お昼の時間を前にざわつく教室。

ようやく現実世界に戻ってきた私は、
お昼の準備をしようと、ノートを片付け始める…

ーーーーーーーーーーーーーー

I was watching TV while eating cookies.
ーー「そうそう、この文を訳していて、さっきクッキーがワッキーに見えちゃったんだよね。」
  「あれ…?」

そこに書いてあった日本語訳、それは…

「日本語訳:私はクッキー食べながらワッキーを見ていた」

ーーーーーーーーーーーーーー

私はお弁当を落とした。

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みんなの感想(1件)

クッキーでもお笑い芸人いるし...ww

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