気楽に作り話で暇つぶし

フィクションランド

短編の作り話を書いて読んで、文章力と読解力を磨こう!
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そんなんだからフラれる。

投稿日時  : 2017/09/07 22:11

最新編集日時: 2017/09/13 17:52

「もう別れよう」

それは突然だった。僕は、たった今、7年間も付き合った彼女にフラれた。思わず“青天の霹靂代表”みたいな表情になってしまった。もちろん僕は「待ってくれ!」と引き留めた。

だって……

あまりにも急だったから。彼女はそんな素振りをまったく見せなかったのに。
どうやら女性ってのはそういう生き物らしい。不満を口に出さず、溜め込んで、溜め込んで、溜め込んで……MAXになった瞬間に吐き出す。そのくせに「気付いてくれなかった」と言う。男は気付かないんだよ。口で言ってくれなきゃ何も気付かないの。だから安心しきっちゃうの。「もうこりゃあ何してもOKなゾーン入ったわ」ってなっちゃうの。だから急に別れを切り出すのは本当に勘弁してほしい。

まぁ、何を言っても時すでに遅し。彼女の決心は揺るがなかった。それはもう仕方ない。別れたいなら、別れればいい。でもね。1つだけ許せないことがある。それは「次の彼女を提供してくれなかったこと」についてだ。アフターケアは当たり前でしょ。ドコモショップでもそれくらいするよ。彼女側は別にいいよ。フッた側なんだから。ある意味そっちの勝手な都合でフッたわけだから。

でも僕はどうなるの?急に言われたんだよ?何の準備もできてないじゃん。独りぼっちになるじゃん。だからフッた側ってのは、新しい彼女を提供するっていう礼儀を忘れちゃいけないと思うんだ。

もちろんちゃんと引継ぎもしなきゃダメ。別れる数ヶ月前から、旧彼女と新彼女と僕の3人で集まって「彼はこういうの嫌がるからよろしくね」とか「彼はこういうことを言うと喜ぶよ」みたいに。そんで新彼女がスムーズに開始できるようにサポートしなきゃ。それくらい常識でしょ。

そんな気遣いもできないような女性だったとは思ってなかったからガッカリだよ。フッてくれてありがたいくらいだよ。

許せないよ。

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みんなの感想(1件)

青天の霹靂...意味合いが...ww

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