これは1対1で行うトランプマジックのようなものです。
今から仕組みを話しますので、どうしてそうなるのか考えてみてください。

では、初めにトランプを15枚用意してください。

そうしましたら、その15枚を横3列、縦に5つに並ぶように配置します。
具体的には表面にして1枚ずつ左上から横に3枚並べ、4枚目は1枚目に半分くらい重なるようにして配置。
5枚目は2枚目に半分くらい重なるように配置…という感じで配置します(①)。

すると、↓こんな感じの順序で配置されると思います。

1　 2　 3
4　 5　 6
7　 8　 9
10　11　12
13　14　15

ここまで出来たら、次に相手にこの中から1つ気に入ったカードを決めてもらいましょう。
その後、決めたカードがどの列にあるかだけ教えてもらいます(②)。

それが一番右の列だとしましょう。

そうしたら、列ごとにある5枚をそのまま一つにまとめます。
例えば一番左の列であれば、既に半分重なっているカードをまとめますので、自ずと
13,10,7,4,1の順でまとめられます。

それぞれまとめた3つのカードの山が出来たら、指定された列(この場合一番左の列)を
2番目に取り上げる形で、3つの山を重ねてください(③)。

この場合、13(もしくは14)の山の上に15の山、その上に14(もしくは13)の山を乗せる感じです。
乗せてひとつの山にまとめたら、それをひっくり返して裏面にして、
上から順に①の動作をもう一度行ってください。

そして②と同様に先ほど決めてもらったカードが今度はどこの位置にあるか教えてもらいます。
その後③を行います。

最後にもう一度①～③を行います。つまり3セット行うわけです。

そうすると、3つの山を1つにした状態で今手に持っていると思いますので、
これを裏側にして上から8番目に出てきたカードを相手に見せてください。

同時にこう言ってください。
「あなたの決めたカードはこれですね？」と。
相手は「そうだよ」と答えてくれるはずです。

そうなんです。こういうマジックなんです。
では、ここからがクイズです。

どうしてそうなるでしょう？